めんどくさいのでいきさつはカットしますが、今日ある人が、10年間野球をやっていた人に対して「なんでそんなに野球をやってきたの?団体戦だから?そしたらサッカーでもいいじゃん!スポーツが好きだから?じゃあバスケでいいじゃん!君はその10年間で野球に意味付けをしたんだよね、それが知りたいんだよ」って言っていました。たまたまその人は野球だったけど、じゃあ私が長年熱を入れて取り組んできたものはなんだろーな、と考えた時に(もはや考える時間すらなく)浮かんだのがオーケストラでした。バイオリン自体は昔からやっていたけど、オーケストラを始めたのは9年前でした。それでももう10年くらいオケをやっていたことになりますね。というわけで今回はオケの好きな理由をどんどん書いていきますね!

 

①音楽がすき

クラシック音楽ってまあ無限に曲数があるんですよ!だから必然的に推し曲もたくさんある。それを全部弾ききるまで死ねないな~と思うし、その曲を扱ってる演奏会に行くのも好き。推しが同じ友達と推しについて語るのも好き。

②意識が好き

まあこれは人によって諸説あり()ですが、私が今まで所属したオケ3団体は最高な団体でした。高校オケ、大学オケ、ボランティアオケです。オケの性質上似た者同士が集まって、技術も運営も団員が分業してやるスタイルでした。みんなオケをより良いものにしよう、最高の音楽を作り上げよう、もっといろんな人に音楽をしってもらいたいっていう意思があって、その一部となって頑張れる場所があるのって、本当にプレシャス、、、(語彙力)

③人がたくさんいる

普通のオケだと大体80~100人くらい団員がいるわけなんですよ、それってめちゃヤバくないですか、80人なら80人分のばらばらな生き方をしてきて、価値観も違って、バックグラウンドも違って、でもその人たちが一つの演奏会を成功させようとしてめちゃめちゃ頑張って一つの方向を向くんですよ、普通そんなことないと思います、仕事とかならまだしも趣味でそうなってるんですよ、ヤバいって本当に(語彙力)

④「合った~~~!」っていう瞬間

曲でぴったりはまる瞬間ってあると思うんですよ、野球だったらホームラン当たったときとかバスケならスリーポイントはいった瞬間とか、絵具混ぜたら一発でほしい色出た時とか、卵焼きがめっちゃおいしそうにできた時とか。音楽の場合その瞬間は可視化されないし記録に残らないことがほとんどだけど、そういう瞬間が来たら「あ~私はこのために何時間も練習したんだよなあ~」って思います。だし、このぴったり合う瞬間っていうのは私の場合は一人でやっても意味なくて、他の楽器と自分のパートとが合わさって溶けあって滑らかなプリンみたいなつややかな音を作り上げた瞬間のことを指します。そういう音が出せた時は本当に身震いしちゃいます。

⑤楽器がやばい

ヤバい。4つの鉄の糸はってる木の箱を馬の毛がついた木の棒でなでるとヤバい音が出るの、ヤバいでしょ。それでめちゃめちゃ練習すれば鉄の音じゃなくて、ヤバい音、、、もうちょっと表現すると、真夏の夜中に目が覚めてベランダに出たら吹いてる風みたいな音とか、雪の中大はしゃぎして疲れて家の中に入って手袋取ってあったかいココアが入ったマグを持った時みたいな音とか、嫌なことがあって人生辛くなったけど家に帰っても電気はついてないし誰もいない時の音とか、まだ恋人じゃない好きな人と秋の公園で寝っ転がってる時みたいな音とか、、、いろんな音が出せるんですよ。個人スケールでも、突き詰めればその表現の幅がグンと広がるし、オケ全体の話だと、バイオリンだけじゃなくて他の弦楽器、管打楽器、それぞれにいろんな色があって、印象派の絵画みたいに色同士が混ざり合って違う色に変わったりする。音楽ってだから本当に絵に似てるな~って思います。ゲイジュツ!

⑥そんなこんなで中毒性が高い

だってさ、好きな人たちとさ、好きな楽器でさ、好きな音楽できてさ、もうダメでしょ。

 

それでは。