4、8、16

 

 

4という数字が怖い。

 

 

 

 

小さい頃に

「4は死を連想させる」

「だから駐車場とかの番号で4番は飛ばされてるところもあるんだよ」

「たまに4階がないところもあるよね」

みたいな話を聞いてから、だと思う。

4階がない、ってめちゃくちゃ怖い。

4番がないのも、怖い。

初項1、公差1の等差数列の秩序が乱れて、いきなり穴が開いて、3と5の素数に挟まれていて、3は宗教的に大事な数字で、5は指の数だから大事な数字で、それに挟まれた4が欠落している。

 

 

でもその倍の8は大好きだ。

生年月日には3回8が出てくるし、好きな数字言って?って言われたら絶対8っていう。

雪だるまみたいだし、可愛いかもしれない。

漢字も、末広がりで良い。

 

 

 

でも16はって言われると、そこまで愛着がない。

2桁の数字言って?って言われて18が使えない状態だったら16っていうかも、くらいのレベルだ。

 

12は、計算が楽だから割と好き。

時計も12時までだし、なんだか区切られる気がして、好き。

 

13は特に何の感情もない、と言ったらうそになるが、あんまりない。

13日の金曜日はひたすら興奮して終わる。

このまま世界が滅びないかな、とか不謹慎なことをいろいろ考えて、でも結局は何もなくて、むしろ良い日だったりする。

仲良い友達には13日生まれが多い気がする。

親友も13日生まれだし、母校の創立記念日も13日。

 

14について何か思ったことは、正直ない。

好きな2桁の数字、と聞かれて、18と16と17と15がなかったら、言うかなあ、というレベルに、興味がない。申し訳ない。やはり、4が入っているからだろうか。

 

あと好きな数字は、28だ。

江夏豊の背番号もそうだし、きりも良い。

4の倍数だけど、それを感じさせない、圧倒的暖かさと、強さを持ち合わせている。

それに、仲良い友達は28日生まれが多い。

みんなちょっとひょうきんもので、まじめで、他人の相談に親身に乗ってくれる。

やはり28がもたらす何かを感じざるをえない。

 

 

 

それでは。