文書1

 

 

 

今はもう好きではないアイツと歩いたあの暗い道、

イマイチ会話のはずまない友達と気まずい思いをしたあのレストラン、

絶交した友達と昔行ったあの遊園地、

元恋人と付き合う前に初めて行った夏まつり、

部活の同期に陰口を言われているのを聞いてしまったあの廊下、

クラスメイトにいじめられた小学校の放課後のあの教室、

親と喧嘩した日にチャリンコ漕いでいったあの公園、

そこまで仲良くない友達に誘われて行った美術館、

別れ話を切り出されたあの駅前広場、

画面に光る 「さよなら」の4文字を見た夜の駐輪場、

 

 

 

嫌な思い出はその場所とともにある!

 

しばらくは「あそこ行ったらアイツのこと思い出すから」と、その場所に行って過去を思い出すことを恐れ、その場所を敬遠しがちだ。

 

でもそこから1か月、10か月、1年、10年、各々その記憶が薄らいで自分が立ち直れたら、その相手のことを完全にクソだ、自分には非はない、と思えるようになった時、その場所をもう一度、今度は別の好きな人と訪れて、記憶を上書き保存したほうが、精神衛生上、良い。

 

 

正直、「嫌い」という感情は「好き」より相当影響力がデカい。

 

 

バイトをしていて、ちゃんとお礼を言ってくれるおばあさんや、いつもありがとうねと声をかけてくれる常連さんたちの優しさが、お金を投げたり、ちょっとしたことで文句を言ってくる客によってかき消されてしまうのと一緒だ。

夜ごはんがほかほかのデミグラスソースのハンバーグとちょっと塩っぱいマッシュポテト、コーンスープとごまだれサラダでも、生セロリが添えてあったら魅力が3分の1になるのと一緒だ。

2か月前から友達と予定していた沖縄旅行に、何故かあまり仲良くない友達がついてくることになるのと一緒だ。

 

 

私にも、その場所自体は好きなのに、嫌いな人との思い出のせいで嫌いな場所はたくさんある。

 

それは学校の教室であったり、夜の駅前であったり、てか、ここで挙げるまでもなく冒頭に書いた「嫌な思い出の場所」10選のうち8割くらいは実話なので、その場所たちをもう一度訪れるときがあるとすれば、自己嫌悪とか罪悪感とか胸糞悪さとかがとぐろを巻いていつ爆ぜてしまうかわからないので、まだ少し怖いというか、でもそんなことでくよくよ悩んでいる自分が悔しいし、過去の思い出をいつまでも引きずりたくないし、だから、

 

 

 

全部克服したい!

 

今度その場所に行くときは、大好きな友達とか、部活とか語科とかの同期とか、気になる人とか、初めましての人とか、いろんな人と行きたい。

場所における思い出をアップデートしたい。

楽しい思い出をそこで作って、

嫌な思い出を忘れたい!

 

 

嫌いだとかいう感情は処理しにくい。

ブログにその想いを打ち込んでも、解消されない時だってあるのだ。

日記に何千回「クソ」と書きなぐっても、嫌なものは嫌なのだ。

 

 

それだったら上書き保存してしまえば良いじゃないか!

 

 

 

それでは。

 

PS ブログや人生について、質問や意見があれば、こちらにどうぞ!

ショウコ/ユヅの質問箱です | Peing -質問箱-