下駄
女性に生まれて良かった、と思ったことは正直一度もない。
夜道を歩けば危ないといわれるし、どうしても男性と比べたら弱い立場にあるし、すぐ犯罪の標的にされるし、痴漢はされるし、結婚したら職場を離れなきゃいけないみたいな風潮があるし、育児休暇を取ったら職場に戻りにくいらしいし、家事をやるのは女性だみたいなイメージがどうしてもついてくるし、身体的にどうしても男性より弱いし、しょうがないけど生理はくるし、薬を飲まないと定期的に来ない時もあるし、「女性らしい」仕草をしないと「もっと女性らしくありなさい」みたいな説教をされるし、おとなしくいたほうが「女性らしい」らしいし、ガツガツご飯を食べるのは「女性らしくない」らしいし、お腹は冷えるし、誠に遺憾である。
今回の医学部の話もそうだ。
なーにが、「女子は離職率が高い。どういう学生がいいかという大学としての判断で、(加点は)大学の裁量の範囲内なのではないか」(日経新聞より)だよ。
ハ????????????????????????????
あきれてものも言えないとはこのことだ。
もうすでに何万もの人が同じことを言っているのだろうが、私も言わせてくれ。
そうやって女性の働く環境がどんどん悪循環に巻き込まれていくのだ。
もっとポジティブに考えようよ!
「離職率が高いから、女性は医師に向いていない」
じゃなくて、
「離職率が高いなら、それを下げれるような環境をつくろう」
じゃろ?????????
なんで女性だから離職率が高いってことになるの?
結婚しても出産しても仕事を続けたい、というか医師免許という登竜門をくぐった他人ならばそう簡単にやめないだろうに(これは私の勝手なイメージ、これも本当はちょっとアレ)、いろんな人がいるのにそれをバカでかい「女性」という主語でまとめてしまうのは本当に許せない。
今は2018年ぞ????
それでは。